ライオン、東京スカイツリーで「雨活アイデアコンテスト2011」表彰式を開催

粧業日報

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ライオン、東京スカイツリーで「雨活アイデアコンテスト2011」表彰式を開催

 ライオンは2012年6月3日、雨水活用をテーマとした「雨活アイデアコンテスト2011」の表彰式を東京スカイツリーにて開催した。同コンテストには、4部門計6099点(作文・感想文部門1847人、ポスター・絵画部門1371人、自由研究・レポート部門330人、スローガン部門2551人)の応募があったが、当日は、最優秀作品(5点)、優秀作品(17点)の受賞者26人が招かれた。

img1376_2.jpg 表彰式で挨拶した濱逸夫社長は、「入選の発表からだいぶ時間が経ってしまったが、何としても第1回目の表彰式はスカイツリーで行いたいということで順延していた。当社は昨年、創業120周年を迎えたが、洗剤や歯ミガキ、石鹸など多様な商品を通して水環境、水問題に長く深くかかわっており、水環境を守るという活動を様々な形で実践している。その一環が今回の雨水の利用だと考えている。地球の水は14億トンあると言われているが、飲み水として使える水の量はその1万分の1、0.01%に過ぎない。雨水をどう活用していくかを考えてもらうことがこのコンテストの狙いだった。入賞作品は面白いアイデアばかりで、素晴しいコンテストになったと思っている。スカイツリーは単に高いだけでなく、大きな雨水タンクを備えるなど、水環境を考えて設計されている。まさにスカイツリーは巨大なエコの木ではないか。今日展望台にのぼって観てもらいたいのは、東京の周りにたくさんの水があるということ。水環境を是非体感してほしい」と述べた。

 自由研究・レポート部門では、「できたらいいなこんな雨活」(静岡、小学5年生)と題し、雨を活かした生き物の飼育、家庭菜園、ビオトープなどあらゆることにチャレンジした作品への評価が高く、審査員からは「実体験から雨水がいかに命を育んだかということを学んでくれた。学んだだけでなく、それを活かして雨の公園をデザインした。体験に裏付けられた素晴しい実践レポートだった」といった声があがった。

 スローガン部門では、雨水の循環をきちんと捉えた作品ということで、「雨水は 家庭と大地の 大きな恵み」(埼玉、中学1年生)が最優秀賞を獲得した。

 ポスター・絵画部門では、「雨粒サイクル」(静岡、中学3年生)が最優秀賞に選ばれた。キャッチコピーは「昨日の雨水、再利用」で、貯めるという表現を一切使わずに、貯めて使う、活かして使うという雨活のスローガンを見事に言い当て、審査員の心を釘づけにした。

 作文・感想文部門では、「みんなに優しいエコの木」(静岡、中学2年生)が最優秀賞に輝いた。雨水の集水・浄化・貯留・利用といったポイントをきちんと抑え、どうすれば地域ぐるみで雨水を活用できるかを提案しつつ、さらに雨活を世界平和という観点からも捉えるなど、身近なところから始めて大きな視野で捉えようとしたところに多くの審査員が魅了された。

img1376_3.jpg 特定非営利活動法人「雨水市民の会」の村瀬誠理事は、「雨活とは、雨に感謝してそれを活かすということを意味し、単なる雨水利用でない。そのため審査では、雨に感謝しそれを活かすことをどれぐらい深く理解し考え抜いたか、それを学校や地域、家庭でいかに実践したか、さらにそれらを通じて何を導き出したのかに重点を置きつつ、独創性やチームワーク性なども考慮した。新鮮な感性に溢れたものや、斬新なアイデア・提案がたくさんあり、選考には苦労したが、楽しく審査させてもらった。今回の雨活アイデアコンテストは、次代を担う子供たちが雨の側から水と暮らしのことを考えるという点で、雨学習のモデル事業になったのではないか。今後も雨水を利用する世界初の試みに挑戦した電波塔であるスカイツリーから雨活の成果を国内外に発信し、雨活の輪を世界に広げて最終的に雨の学習プログラムとして大きく実を結んで欲しい」と審査の総評を語った。

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