品揃え量で勝負するスタイルのドラッグ店で雑貨・小物コーナーを見ると、ヘアブラシに割くフェース量が決して少なくないことに気づかされる。
そこで本紙は、定番の特集企画「ヘアケア」のサブテーマとして、ブラシは髪のケアにおける重要アイテムという位置づけで初めて「へブラシ」に取り組んだ。市場動向という視点で結論を先にいうと、かつては約300億円だったとされる市場規模は、現在にかけて最盛時を割り込んでいるといい、台頭した“100均”勢力が繰り出すブラシを尻目に機能性を掲げたブラシがマーケットの主軸を担っている。
また、進化し続けるサロンや美容院のカット技術が「髪をとかすという行為の必要性を薄めた」(池本刷子工業)ほか、「整髪剤はナチュラル感を出すものが主流になった」(同)傾向を受け、ブラシという生活用具が、かつて担っていた用途に大きな変化が生じた実態がわかる。
一方で、近年は「とかす」だけだった役割はダメージケアへと移行し、新たに起こったインバスのスカルプケア需要と並走する格好で市場に活気を起こしている。
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この記事は週刊粧業 掲載
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