山川貿易、抗糖化の「TRICHOLASTYL(トリコラシル)」が育毛素材にバリエーション

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山川貿易、抗糖化の「TRICHOLASTYL(トリコラシル)」が育毛素材にバリエーション

 山川貿易は、頭皮の抗老化・抗糖化をコンセプトとする「トリコラシル」の拡販を進めている。スキンケアで話題のアンチエイジングを頭髪に応用し、抜け毛や脱毛の根本原因とされる頭皮環境の改善にアプローチする。

 抜け毛防止の有効性試験として、同原料を10%配合したヘアトニックを6カ月間処置し、成長期と休止期の頭髪を測定すると、4カ月後の休止期の頭髪率が前頭部で33%、後頭部で48%低下した。このほかにも、抗炎症や抗フリーラジカル作用などをもつことが明らかになっている。

 海洋性グリコーゲンの抽出液「DERMOSACCHARIDES(ビオサッカライド)」も有力原料だ。これは、毛髪の毛母細胞に作用して代謝を促進し、育毛効果を促す。

 実際、同原料を1%含有した成長期のヒト毛球を5日間培養し、成長度合いを検証したところ、同条件下の対象培地における毛幹が0.28㎜成長したのに対し、0.37㎜の成長が確認できた。

 また、同原料は毛球ケラチノサイトの有糸分裂刺激効果により細胞を増殖させる作用を高めることもできる。

 ヘアトニックをはじめとする単独使用のほか、コンディショナーなどとの併用にも有効だ。医薬部外品への配合が可能な点も特徴だ。

 このほか、天然ベースの育毛原料も多数揃える。青森県産のチシマザサを日本ハルマ社の超高圧技術で製造した「チシマザサ水」と「同エキス」、さらには、育毛成分「ヒノキチオール」などを含む天然100%の蒸留水「WRC水蒸気蒸留水」の提案も強化している。

※【週刊粧業】化粧品原材料メーカー研究者インタビューコチラ

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