ロート製薬のスキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」が、新たな一歩を踏み出した。
うるおいをテーマにした「極潤」シリーズで、新処方を取り入れるなどしてリニューアルし、TVCMでは俳優の山下智久と元AKBの前田敦子を起用している。
CMで大型タレントを2人同時起用するのは初めてで、年間売上高が150億円に迫る中、顧客層をさらに広げるにはプロモーションの強化が必要と判断した。
リニューアルした「極潤」シリーズは、3月11日から販売を開始している。代表アイテムの化粧水「ヒアルロン液」にうるおい成分のヒアルロン酸Naを新たに配合し、従来品よりもうるおい効果を高めたという。
開発段階では量的な保湿力に加え、保湿の「時間軸」に着目。ヒアルロン酸が角質層に入っていく瞬間や、そこにとどまる時間にこだわったとしている。
また、化粧水との相性を考え「ヒアルロン乳液」もベタつきの少ない処方に改良した。さらに、容器も環境に配慮したエコボトルを採用し、ボトルに使用する樹脂量を約13%削減。化粧水と乳液では、つめかえ用の容量を20mL増量し、本体と同じ容量にしている。
CMに山下さんを迎え入れたのは、「極潤」シリーズが男性にも使用されていることを踏まえ、山下さんのきれいな肌で製品の魅力を伝えるためだ。
一方の前田さんは、AKBを脱退後にソロ活動として新たな一歩を踏み出している姿勢が、「肌研」のリニューアルというコンセプトに合致したからだとしている。なお、前田さんが化粧品のCMに出演するのは初めてだという。
3月22日から放映中のCMでは、リニューアルのキャッチフレーズである「肌チェン」という言葉を山下さんが投げかけるなどの内容を盛り込んだ。
CMに加え、3月下旬からは東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の全国5都市で大々的な交通広告も展開している。
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この記事は粧業日報 掲載
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