イー・ロジットでは10月1日、埼玉県八潮市に「埼玉物流センター(仮称)」(以下、新センター)をオープンする。
「新センターは3階建で、総面積1万2000坪のうち半数の6000坪を、当社が使用する。これに伴い、現在稼働中の4つの保管倉庫のうち3つと、3つの営業倉庫を閉鎖するが、これを合わせたよりも広いスペースを確保することができた。江戸川区にある東京フルフィルメントセンターのほぼ倍の規模になる。新築物件なのでとても清潔であり、化粧品の保管におすすめだ」(土橋恵司通販物流事業部営業部課長)
同社はこれまで、BtoCの物流に特化し、通販企業約200社と取引をしてきた。新センター開設にあたり、これに加えてBtoBのビジネスにも本格参入を果たす。
アクセスはスカイツリーライン草加駅から約1・5㎞、つくばエクスプレス八潮駅から約4㎞で、高速道路の4つのインターチェンジからも5㎞前後と便利だ。
コンテナ40フィートの車両まで対応し、バースが倉庫内にあるため、雨天時の積込みが可能だ。空調設備も整っている。倉庫街ではないため、競合が少ないことから作業員が確保しやすい。
同社は都外に物流センターを持つのはこれが初めて。都内より地代が安いため、大口のクライアントでもある程度コストを抑えた形でサービスを提供できるようになる。
新センターでは「物流の原点に立ち返り、当面は東京フルフィルメントセンターのようなカスタマー代行や撮影代行といった関連サービスは行わず、物流作業を強化していきたい」(須賀佳則通販物流事業部営業部主任)
さらに来年にはWMS(倉庫の在庫および入出庫管理システム)のリプレイスも控えている。
「当社では今年から来年が勝負の年になる。新センターやシステム改善に多くの投資をした。卸業者など大型のクライアントの開拓も視野に入れ、大規模案件にも対応していきたい」(土橋氏)
この記事は週刊粧業 掲載
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