花王 澤田社長、しがらみにとらわれず新しい道を切り開く

週刊粧業 2016年4月11日号 8ページ

カンタンに言うと

花王 澤田社長、しがらみにとらわれず新しい道を切り開く
 皆さん、入社おめでとうございます。

 ここから見渡しますと、皆さんがとても緊張している様子が伝わってくるとともに、花王グループの一員になれたことの喜びと、未来への大きな希望や期待が感じられます。今後がとても楽しみです。

 また、ここからは、皆さんの服装のトーン全体も見ることができます。今日は、採用面接の時と同様、無難で落ち着いた服装で来られたことと思いますが、あまり色々なしがらみにとらわれずに、ビジネスマンらしさを踏まえたうえで、自分に合った服装で来られた人がもう少し多くても良かったのかな、と思います。

 なぜここで服装のことをお話ししたかというと、変化の激しい環境のなか、これまでのしがらみに捉われていては、確実に一歩遅れて取り残されるからです。

 変化に対応する最も良い方法は、変化に必死になってついていくことではなく、自らが変化を起こすことです。失敗してでも変化を起こすために挑戦する姿勢が重要です。

 私は現在、花王グループメンバーと双方向で対話する「現場ラウンドテーブルミーティング」に注力して取り組んでいます。そこでは、非常に活発なディスカッションが繰り広げられており、私も勉強になることが沢山あります。

 その中で、よく話題になるのが、「失敗を恐れず、挑戦したことが何度あるか」ということです。皆さんいかがでしょうか? そのようなチャンスがあっても、踏み切れず無難な道を選んでしまうことが多いのではないでしょうか?

 もちろん、場合によっては、無難であることが必要な時もあります。しかし、皆さんお分かりのように、無難の中からは、何の変革も生み出されません。

 別の言い方をすると、挑戦と多様性がないところからは、何の変革も生み出されません。

 花王グループのこだわりは、「利益ある成長」と「社会のサステナビリティへの貢献」との両立によってグローバルで存在感のある会社を目指しながら持続的に成長することです。

 そのためには、常に正道を歩むということを忘れず、そしてしがらみにとらわれずに、新しい道を自らで切り開いてゆくことが大切です。どうか、それを忘れず第一歩を踏み出してください。

 皆さんの活躍を心から祈っております。
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