ホシケミカルズ、化粧品の企画から販売まで一気通貫で支援

週刊粧業 2016年9月5日号 11ページ

カンタンに言うと

ホシケミカルズ、化粧品の企画から販売まで一気通貫で支援
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手掛けるホシケミカルズは、近年は受注増に伴って売上げを緩やかに伸ばしており、最近は販路開拓などマーケティング支援にも力を注いでいる。

 企画開発室広報の平地祥子氏によると、受注増の背景には海外企業からの発注が増えているほか、独自の商品開発が成果を上げていることなどが挙げられるという。

 海外では、特に中国メーカーが現地でヒットを飛ばしている。

 一方の独自商品としては、「ブルーライト」や「PM2.5」など外的要因からのケアをうたったファンデーションが注目を集めているほか、話題の水素を密封させた1剤式のシートマスクも好評という。

 特にシートマスクは、アルミ袋に「水素エアバッグ」を入れる特殊技術を駆使し、同バッグから徐々に水素が放出される設計となっている。従来困難とされてきた水素の長期間安定配合を可能にしたという。(画像参照

 このように、「ウチにしかできないような商品や処方を1つでも増やす」(平地氏)ことは強く意識しており、今後も大手各社とは一線を画した「ニッチな市場の開拓」(同)で差別化を進めたい考えだ。

 またこれに関連し、現在は製造後の販売支援も積極的に行っている。

 販売チャネルの選定や広告戦略の立案など各サービスに精通した専門的な人材を揃え、手厚く支援している。企画から販売まで一体となった支援体制を整備することで、特に化粧品の新規参入メーカーを後押ししたい狙いがある。

 そうした中、今年からは越境EC支援にも乗り出した。

 沖縄県那覇空港に隣接するヤマト運輸の物流施設に充填設備を導入し、アジア各国に近い立地性を活かしてメーカー各社の海外展開をサポートするという。

 並行して、海外メーカーとの取引も拡大させたい考えだ。

 特に長期的には「海外との取引拡大がポイント」(同)と位置づけており、容器を製造するインドネシア工場や現地企業とのネットワークを活かしながら、アジア圏での業容拡大を目指す。
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