宣工社、容器検品を起点に充填や物流加工まで支援

週刊粧業 2019年8月19日号 8ページ

宣工社、容器検品を起点に充填や物流加工まで支援
 宣工社が2018年2月に開設した「川越薬事物流センター」では、化粧品・医薬部外品のボトル充填から、包装・セットアップ・シールラベル貼り・印字などの物流加工、商品の保管・発送などバルク製造以外の作業工程をワンストップでサポートしている。

 同センターでは、化粧品の物流加工において業界最大級の薬事作業フロアーを備え、クリーンルームに準じた600㎡の面積を誇る環境で包装や検品などの薬事作業が可能なほか、3000㎡の資材・在庫保管スペースも有している。



 さらに、ボトル充填後に製品化したものを単に倉庫で保管・発送するだけでなく、クライアント企業からの要望があれば、1970年にDM発送代行から事業をスタートした同社が長年培ったノウハウをもとに、顧客へのDM発送といった販促活動まで幅広くサポートできるという。

 長内英俊社長は、直近の受注状況について「最近では特に『容器検品』への依頼が増加傾向にある。化粧品業界は現在、国内容器メーカーの生産が逼迫して納期遅延が生じ、納期の短縮化を図るため海外容器を調達する動きが活発化している。

 当センターでは海外容器を受け入れ、クリーンルームに準じた作業スペースで検品を行い、品質を担保した海外容器を提供することが可能で、容器検品をきっかけにボトル充填やアッセンブリ・セットアップにつながるケースもある」と説明する。

 今年6月には、化粧品GMPに準拠した製造・品質管理に向けて、化粧品会社と製薬会社に勤務経験のある人材を2名採用し、ボトル充填に関する品質保証や品質管理の体制を強化した。

 「薬事品質の部分でしっかりと体制が整い、クライアント企業の大手OEMメーカーからも当センターの品質体制が評価されている。今後は軽作業スタッフの人員を増強し、さらなる受注拡大を目指していきたい」(長内社長)
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