マツモト交商、高分子ヒアルロン酸や高純度乳化剤シリーズを提案

週刊粧業 2023年7月3日号 26ページ

マツモト交商、高分子ヒアルロン酸や高純度乳化剤シリーズを提案
 マツモト交商はCITE JAPAN 2023にて、5つのカテゴリー(スキンケア・インバススキンケア・ヘアケア・サンケア・メークアップ)でコンセプトや処方、キー原料を紹介した。

 ブースには数多くの人が訪れ、カタログやサンプル依頼など、QRコードを活用してデジタル化を促進したことも好評を博した。

 「Cristalhyal E-perfection」(Givaudan社)は、独自の革新的な技術により、ヒアルロン酸とベントナイトを複合化した保湿持続型の高分子ヒアルロン酸だ。

 ベントナイトは層状の粘土であり、その層の中にプラスとマイナスの電荷を持つ。同品は、ベントナイトの層にヒアルロン酸を組み込むことで、ヒアルロン酸の電荷密度を高め、これまで実現不可能だった高分子ヒアルロン酸の皮膚浸透性向上を可能にした。

 長期使用による保湿効果も実証済みで、肌のキメを整え、テカリも抑止しなめらかで美しい肌を実現する。

 「ヒアルロン酸とベントナイトという素材自体は新しいものではないが、新しい技術でこれまでにない効果を生みだしていることから、同展示会でも注目を集めた」(同社)

 Givaudan社は6月末にも来日し、ウェルビーイングをテーマとした顧客セミナーを開催、日本におけるフォローを進めている。

 「PolyAquol」(Innovacos社)は、高純度な乳化剤シリーズで、低粘度のO/W型乳化製剤であればPolyAquol LW、シリコーン油を配合した天然系のW/O型乳化製剤であればPolyAquol OS2、高内水相でみずみずしいW/O乳化製剤であればPolyAquol VO4といったように、幅広いニーズに応えるラインナップを取り揃えている。

 「当社研究室でも、液晶乳化や高含水乳化、低粘度でも従来以上に安定性を高めるなど、様々な乳化構造を検討しており、同展示会では、乳化に関する新たな知見やこれまでのお悩みを解決するような提案を行い、ご好評いただいた。化粧品のベースとなる乳化剤は需要が高いことから、Innovacos社は7月にも再来日し、顧客への技術サポートを行っている」(同社)
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