前回までにマーケティングミックスの4Pのうち、Product(製品)、Price(価格政策)、Promotion(販促政策)について紹介しましたが、今回は最後のPlace(販売チャネル政策)です。 Placeとは、どこで売るのか? ということです。広義には店舗か無店舗(通販等)ということから始まり、狭義には同じ店舗であっても専門店なのか百貨店なのかコンビニエンススト...
前回はマーケティングミックスの4PのうちProducts(商品政策)についてお話しました。今回はPrice(価格政策)とPromotion(販促政策)についてご紹介します。 連載の4回目に、男性は保守的な消費傾向を持っており、化粧品という"新しいもの"に対して「予算化への抵抗」があるのではないか、と触れました。 簡単に言えば、何か新しい消費を始めるには、これまで消費して...
前回は、男性ミドル層へのアプローチとして、化粧品の使用によって実現される自分の理想の生活シーンを描くことが大切だという話しでした。今回からは、それをマーケティング戦略としていかに展開していくのかを、マーケティングミックスの4P理論に沿って検討していきます。 マーケティングミックスの4Pとは、マーケティング活動の構成要素をProducts(商品政策)、Price(価格政策)、Place(チャ...
前回は約10~15%の"普及のカベ"を紹介しました。男性用化粧品はなぜこのカベを超えられないのでしょうか? もともと男性の消費スタイルは保守的だといわれます。女性は新しいお店、新しい商品の情報に敏感で、実際にすぐに行動に移していきますが、男性は行きつけやなじみの店を大切にしようとする傾向が強いようです。 こうした保守的な消...
化粧品業界では男性市場の開拓にむけて各社とも注力してきました。フェイスケア商品を中心に着実に成果をあげてきた反面、市場規模で考えれば全体の1/20に過ぎないことも事実です。今回は男性に化粧品が普及しない原因を商品普及の理論に沿って考えてみましょう。 一般に新商品の普及過程は図の5つの顧客分類で説明できます。 イノベーターは商品の目新しさで購入する人達です。いわば"新しい物好き&...
前回は"マーケティング的な視点"について触れましたが、今回は一歩進めて"潜在市場の開拓"について考えていきましょう。これまで顧客(市場)という表現をしてきました。 厳密には市場=顧客の集合体ですが、本稿では特に指定のない限りほぼ同一のものとして考えていただいて構いません。つまり潜在市場の開拓=潜在顧客の開拓、と捉えてください。 さて本題に入りましょう...
タイトルをみると何やら難しそうな印象を持つかもしれませんが、マーケティング戦略を難しい理屈や理論から勉強するのではなく、実際の消費者の動向や企業の動きといったナマの情報、具体的なケースからマーケティングを考えていこうという連載企画です。 そこで唐突ですが、「売上を2倍にするにはどうすればよいか?」という問題です。「マーケティングとは?」などとマーケティングの定義をし...
大神賢一郎
産業能率大学総合研究所主席研究員
コンサルティングファーム勤務を経て、1995年学校法人産業能率大学に入職。様々な業種でのマーケティング戦略研修や、小売、外食などチェーン企業における店舗業務改革指導、店長教育、スーパーバイザーマニュアル作成などを手がけており、消費市場の動向に詳しい。
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