アジアパシフィックでのオンライン調査を手がける合同会社サーベイマイ(本社:東京都江東区、代表社員:水野 利定)は、2012年2月15日から24日にかけて、中国主要7都市(北京、上海、広州(広東省)、成都(四川省)、武漢(湖北省)、西安(陝西省)、瀋陽(遼寧省))に在住の20~39歳の中国人女性739名(各都市年代ごとに均等に割付)を対象に、「中国化粧品調査」を実施した。
製品使用状況については、使用率の高いアイテムは、「洗顔料」(94%)、「パック」(84%)、「乳液」(82%)となっており、20代で「マスカラ」「アイライナー」などメークアップ製品の使用率がやや高かった。地域別では、全般的に上海のスコアが高く、武漢のスコアが低くなっている。
購入価格については、使用率の高い「洗顔料」「パック」は100元未満の比率(53%、43%)が高い。また、メークアップ製品は相対的に低単価の比率が高い傾向にある。「美容液」については、100元未満が9%にとどまる一方、300元以上が26%となっており、スキンケアの中でも突出したスコアを記録している。
ブランド浸透状況については、「ロレアル」(32%)、「メイベリン」(29%)、「エスティローダー」(27%)、「オレイ」(27%)の現使用率が高い。今後の使用意向が高いのは、「クリニーク」(27%)、「ランコム」(26%)、「コーセー」(25%)となっている。化粧水や乳液・クリーム、洗顔料、ファンデーションの4カテゴリーで使用ブランドを尋ねたところ、主にオプレ、オレイ、クリニーク、ロレアルが上位を占めた。
購入チャネルについては、カテゴリーによらず「専門店」(スキンケア70%、メークアップ58%)、「百貨店」(51%、41%)、「ドラッグストア」(55%、41%)、「ネット通販」(56%、43%)の利用率が高く、ネット通販が他のチャネルと同じ程度の比率を占めている。
原産国については、カテゴリーによらず「日本製」(スキンケア40%、メークアップ34%)を購入したいという人が最も多く、それに続くのが「韓国製」(35%、34%)となっている。
肌の悩みについては、20代では「毛穴の黒ずみ」や「ニキビ」、30代では「小じわ」や「シミそばかす」に悩んでいる。地域ごとで悩みのスコアはばらついているものの、ほぼ同様の数値を示している。
きれいな肌の特徴を尋ねたところ、「肌荒れしていない」(62%)、「ツヤがある」(61%)、「ハリがある」(60%)が上位を占めた。
化粧品についての情報源は、「テレビ宣伝」(68%)、「雑誌の記事や広告」(60%)、「友人・知人」(60%)となっている。地域別でも傾向はさほど変わらないものの、西安ではポスターや店頭のスコアが他地域に比べて低い。
※「中国化粧品調査」のPDFは以下のURLよりダウンロードください。
http://surveymy.com/downloads/RQA-Chinacosmeticstudy201203.pdf
この記事は粧業日報 掲載
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