東洋新薬、産学共同で希少野菜「バラフ」を美容液化・販売で地域貢献

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東洋新薬、産学共同で希少野菜「バラフ」を美容液化・販売で地域貢献

 化粧品や健康食品の受託製造業を展開している東洋新薬はこのほど、佐賀大学と産学共同で開発したジュレ状美容液「バラフクリスタルモイストジュレ」(30g4800円〈税込〉)の販売を開始し、OEM受注高を合わせ年間に1億円を見込む取り組みをスタートした。

 当面の流通系統は同社から佐賀大発の農業ベンチャー・農研堂への卸で一本化し、農研堂が佐賀県内の薬局や美容室へ販売するほか、インターネット通販で全国へダイレクトマーケティングも展開している。店舗・無店舗を問わず、販売対象は今後にかけ拡大を予定している。

 佐賀大農学部の研究開発で南アの原産植物「アイスプラント」を野菜化したという「バラフ」は、砂漠の環境下でも葉や茎に水分とミネラルを蓄える性質が特徴とされ、その成分がコラーゲンの1.3倍に相当する保湿力を持つことに注目した東洋新薬が化粧品への活用方法を見出していた。

 東洋新薬は、「バラフクリスタル」を特定のブランド名称だと位置づけており、今後はシリーズ化を進めて売上げの増大や愛用基盤の確立をめざす。

 また、同社が本部を構える佐賀県は原料パートナーの膝元であることから、東洋新薬にとり化粧品の普及を介した「バラフ」の需要拡大は地域貢献事業の一環という側面もある。

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