化粧品ビジネスの今後の動向を読み解く3つの最新トレンド
(COSME-11 6月28日(木)16時30分~17時30分)
――講演内容について、ポイントを教えてください。
三原 現在、化粧品市場で最もホットな話題を、「アンチエイジング分野における商品開発マーケティング」「化粧品販促におけるネットプロモーション最新事例」「中国市場進出の実情と課題」の3点に絞って紹介する。
特にスキンケアの中でもアンチエイジングケア市場が年々拡大していることもあり、メーカー各社が肌の老化原因にアプローチする成分を積極的に研究開発していて、商品の高機能化も進んでいる。悩みを抱える生活者のニーズに応えていることが、市場拡大の一つの要因である。さらに最近では、「プレ・アンチエイジング」や「ファースト・アンチエイジング」といって、20代からのエイジングケアを提唱するブランドも増えている。
――エイジングケアが低年齢化している理由は。
三原 国内人口の縮小が進む中で、高齢者に偏ったマーケティングでは今後、企業の売上げは伸びていかないことが予想できる。そこで、ターゲットを拡大して、より早い段階(年齢)からのエイジングケアを提唱するブランドが現れ始めた。若い世代にアンチエイジングを受け入れてもらうための商品開発や施策が奏功し、成長が著しいカテゴリーになっている。
このようなアンチエイジングケアの市場動向を、事例をいくつか交えて紹介する。
――「ネットプロモーション」が重要性を増しています。
三原 国内化粧品最大手の資生堂も参入した通販チャネルは、百貨店や訪販などの売上げの低迷が続く中、唯一伸びているカテゴリーだ。
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この記事は週刊粧業 掲載
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