東洋ビューティは、最近5年間で次世代に向けた基盤づくりへの投資を着々と進めてきました。今年11月には、その集大成とも言える本社の拡大・移転を控えています。新本社は、大阪市内の本町駅から徒歩1分の立地に現本社の約3倍の広さになります。
おかげさまで素晴らしい社員、そして取引先様に恵まれ、東洋ビューティとして設立した当時に比べ、業績は3倍以上伸びました。
その間、社員数とともに取引先様の数も増え、本社にお立ち寄りいただく機会も多くなりました。より気軽にお立ち寄りいただきたいという思いが強まり、今回の移転を決断しました。当社へ訪問してくださる方が増えれば、自ずと情報収集力が高まり、当社の研究開発、営業提案に活かせると考えております。
この5年前を遡りますと、2009年には、つくば工場(当時)を第1工場のある栃木県宇都宮市に移転して「宇都宮第2工場」として稼働を開始しました。その際、新工場内に「宇都宮研究所」を併設したことが、近年の好調につながっていると感じています。
10年秋には、東日本エリアの顧客開拓・拡大を目的に、東京支店を移転・拡大し、同時にオフィス内に得意先に対するプレゼンテーションに利用できるショールームを設置しました。関東圏では後発のOEMでしたが、10年前に比べ、当社の認知度は数段に上がってきていると感じています。
東京支店では移転後、新規のお客様が増え、移転前に比べ、支店の業績は計画より大幅に伸びております。これには、移転による社員のモチベーションの向上も業績に反映されていると感じております。今回の本社移転でも社員には同様の効果をもたらしてくれるだろうと期待しています。
現本社のある敷地は、併設しております「中央研究所」をそのまま残し、本社移転後は、新たに「イノベーションセンター」へ名称を変え、素材研究部門、処方開発部門、機能性や安全性・安定性など評価部門3分野を軸に、化粧品・医薬部外品の研究・開発力のさらなる向上を目指していきます。
現在、研究開発スタッフは、中央研究所と宇都宮研究所を合わせて65名以上が在籍しています。今後も強化分野に位置づけ、研究開発スタッフを補充していき、中央研究所のさらなる拡張も計画しております。新本社に加え、イノベーションセンターにもお立ち寄りいただきたいと思います。
社内的な施策としましては、社員の育成に力を注いでいきます。研究開発を行うのも、工場を動かすのも、人であることは、どんなに経済・社会状況が変化しても変わりません。グローバル社会を迎えた近年は、海外から化粧品の開発・製造に関する問い合わせも増え、外国語に対応できる人材の雇用・育成にも取り組み始めました。
今後もお客様にとって最良のパートナーになれるOEM企業を目指して、人間力の備わった社員で溢れる企業を築いていきます。
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この記事は週刊粧業 掲載
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