東洋ビューティ、処方開発の中に製品評価組み込める利点をアピール

週刊粧業 2016年1月25日号 8ページ

カンタンに言うと

東洋ビューティ、処方開発の中に製品評価組み込める利点をアピール
 化粧品・医薬部外品OEM/ODMの東洋ビューティは、機能性訴求の化粧品開発の推進に向け、約12年前より品質(安全性・安定性)・機能性(有用性)など総合的な製品評価を実施する部署を立ち上げ、そこで得られたエビデンスデータを製品開発のコンセプトに付与して提案している。

 あくまで本業(OEM/ODM)のフォローの一環として評価試験を実施しているが、研究開発本部長の増井勝信常務取締役は「市場での差別化、付加価値競争が激しくなる中、エビデンスデータを求める声は年々高まっている」と近年の受託傾向から、発売商品の信頼性を高めるバックデータになっているとの見解を述べる。

 機能性研究室室長の久間將義氏は、「開発段階から期待できる効果もある程度予測しながら進めており、顧客が欲しいエビデンスだけでなく、プラスになる製品評価も一緒に提供するなどコーディネート的な役割も担っている」と処方開発の中に製品評価を組み込める利点を説く。

 数値化された評価データは、使用感や香りを含めた「モニターテストなど実使用時のユーザー評価とリンクさせるなど、販売時のアピールポイントとしてそのまま使用できるような形で提供している」という。

 近年は新たな評価法の確立にも意欲的で、約3年前より「近赤外線」が肌に与える影響について研究を進めている。このほど、化粧品の近赤外線防御効果に関する評価法を導き出し、近赤外線研究会でその評価法を報告した。新評価法としての業界スタンダード化を目指すとともに、近赤外線ケアの製剤開発にも取り組んでいく考えだ。
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