ディセンシア、「ストレスケア」の敏感肌ブランドへ昇華

訪販ジャーナル 2016年6月13日号 4ページ

カンタンに言うと

ディセンシア、「ストレスケア」の敏感肌ブランドへ昇華
オリジナル複合成分の開発に成功
今秋にも配合化粧品を発売

 通販チャネルで敏感肌専門ブランドを展開するディセンシアはこのほど、「ストレスによる肌荒れ」のメカニズムを解明し、その新知見の報告を兼ねて5月24日、都内で「ストレスにより引き起こされる女性の敏感肌のメカニズムとケア方法」をテーマにセミナーを実施した。

 新知見によれば、ストレスによる肌荒れは「仕事などによる心理的ストレスがかかると末梢神経が収縮し、体温が下がる『肌冷え』によって正常な角層を生み出す顆粒層のタイトジャンクション(TJ)が不活性化し、角層のバリア機能が低下してしまうことで引き起こされている」という。

 TJとは、細胞間をつなぐ水門のような役割を持ち、活性化することで肌の水分蒸散を防ぐと同時に、正常な角層を生み出す司令塔的な存在のカルシウムイオンの流出を防ぐ働きがある。TJが不活性化するとバリア機能が低下。肌内部で微弱炎症を起こし、コラーゲンなどが決壊して皮膚老化を早めてしまう。2008年に同社はTJの役割とその不活性化が肌荒れの原因であることを突き止めていたが、メカニズムは解明しきれていなかった。

 セミナーでは、解明されたメカニズムへアプローチするオリジナル複合原料の開発に既に成功し、今秋発売する新製品に応用することを明らかにした。

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