東洋ビューティ、逆転の発想から生まれた「泡タイプ化粧水」を提案

週刊粧業 2016年7月11日号 61ページ

カンタンに言うと

東洋ビューティ、逆転の発想から生まれた「泡タイプ化粧水」を提案
 東洋ビューティは、機能性に裏打ちされた製品づくりを推進する中、近年は「見た目や使用感のユニークさ」も同時に訴求する製品開発に挑戦している。

 中央研究所の吉尾公男所長は、「感性の要素が強いため、細かなニーズ探索では実ユーザーでもある女性研究員の存在が大きい」と自社の研究体制を強みとし、「見つけ出したニーズを多角的に捉えることで、新たな価値提案を目指して取り組んでいる」と語る。

 昨年は、食品で話題となった「ジュレ」からヒントを得て、オールインワンタイプでの採用が増えているジェルと、高機能化が進むクリームの中間剤型の開発に成功した。

 見た目がクリームのようで、テクスチャーはジェルのように軽い新タイプの剤型は、肌になじませると液状化するシャーベットのような設計で、有効成分の浸透性を視覚的にも感じられる。コンセプトに合わせて、剤型の粘性や色を変えるなど様々な応用が可能だ。

 上記のような製品開発について「発想の転換が必要であり、開発に意欲的な若い研究者が増えてきた影響も大きい」と話す。

 自社独自原料である超浸透型・両親媒性ビタミンC誘導体「Funcos C―IS」の泡立ちやすい特長を活かした「フォーム状化粧水」もその一つだという。

 従来は泡立たないような処方組みを推進してきたが、敢えて「泡で出る化粧水」に仕上げることで、より成分の浸透感を得やすくした。

 両親媒性を活かして乳液、クリームを揃えたシリーズには、同社の開発力が結集されている。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 東洋ビューティ、逆転の発想から生まれた「泡タイプ化粧水」を提案

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop