エヌ・ピー・ラボ、日本展開17年の高性能な韓国大手機械で差別化図る

週刊粧業 2016年11月14日号 8ページ

カンタンに言うと

エヌ・ピー・ラボ、日本展開17年の高性能な韓国大手機械で差別化図る
 液体・粉体処理機器の提供から工場設計まで幅広く対応しているエヌ・ピー・ラボ(本社=東京)は、昨年から好調が続き、今年にかけても受注が拡大している。

 同社が販売している真空乳化機は、韓国最大手の機械メーカー「宇元(woowon)」製で、競争の激しい化粧品市場に革新をもたらす高い技術力と加工力を持ちながら、日本製の機械よりも安価で手に入るのが特長だ。

 宇元はアジアや欧米各国にも機械の輸出を拡大しており、2014年には韓国・安山市に新工場を建設して生産能力を約3倍引き上げた。

 韓国で機械を製造して国内に輸入してくるが、導入機器の作図や仕様の確認、裾付工事のほか、メンテナンスやオーバーホールなどのアフターフォローはすべて国内でエヌ・ピー・ラボが行うため、導入前後の対応が迅速だ。

 「欧米と日本だと微妙に機械に対するニーズが違う。宇元は各国に輸出しているため、そうした細かなニーズにも対応できるのが強いところだ。1999年から当社が日本の販売代理店としてやっていく中で、当社を通じて日本のニーズを韓国に伝え、それに的確に応えることで信頼を得てきた。機械は日本製と同等、それ以上に性能を持ちながら価格が日本より安く、アフターフォローもきちんと行う。導入メリットの高さをアピールして、販売をさらに拡大する」(菊地正仁社長)

 また、最近では、韓国・イレーエンジニアリング社の液体充填機の受注が急増しているという。

 容器ホルダーのサイズを自動で調整でき、タッチパネルが日本語や英語など多言語に対応しているといった柔軟性と操作性の高さ、さらに価格の安さが採用増に寄与しているといい、菊地社長は、今後さらに引き合いが増えると見ている。

 日本最高水準の耐圧防爆規格「d2G4」もクリアし、機械の安全性についても訴求していく。

 「大手メーカーにも導入されており、機械への信頼の高さが証明されている。来期以降は、マンパワーの増強を行い、機械に関しても輸出を強化していきたい」(菊地社長)
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