化粧品レシートシェアランキング

全国の消費者から化粧品・日用品の買い物レシートを集めてランキング化。レシートのシェアランキングと消費者の購入理由から、今売れている商品とその“ワケ”がわかります。

2014-03-04

~増税前の買い貯め意識~増税前に買い貯めをする人は6割強 購入するもののトップは日用雑貨

フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木名瀬博)では、30代~40代の主婦を中心とする当社サービス登録の会員を対象に「増税前に買い貯めするもの調査」を2014年2月18日~2月24日に実施しましたので、その結果を報告します。有効回答者数は990名(平均44歳)でした。

 

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図1:増税前の買い貯めについて(左:n=990、右上:n=342、右下:n=648)

 

 

【調査結果】

(1)増税前に買い貯めをするのかについて

アンケートで最初の質問として「4月の消費税増税前に買い貯めするものがあるか」を聞いたところ、65.5%の方が「ある」と回答しました。

さらに、あると答えた方に対して「前回の増税時に買い貯めをしたか」を確認すると、20.2%が「した」と回答しました。

「していない」と回答した方は26.2%で、「した」と答えた方を上回りました。

この前回は買い貯めをしていないが、今回は買い貯めをする方たちにその理由を聞くと、以下のように家族が増えたり、結婚して家計を預かるようになったという意見や3%の上がり幅の大きさを実感しているからといったコメントが多数寄せられました。

「以前は家族が少なく買いだめの必要性が感じられなかったが、今年度より子供が大学生になり新生活用品も必要なので増税額がかなり負担になるから」(40代女性)

「8%ですと、高いものを購入した場合の合計が結構かさむからです。」(30代女性)

一方で、買い貯めをしないと答えた方に前回の増税時に買い貯めをしたかを確認したところ、66.7%の方が「していない」と回答しており、前回買い貯めをしなかった人は今回も買い貯めの必要性を感じていない傾向が見て取れました。

(2)買い貯めをするものについて

買い貯めをすると回答した方に、何を購入するのかを聞いたところ、トップは洗剤やシャンプー等の日用雑貨で80.7%の方が買い貯めをすると回答しました。

2位は缶詰や乾物等の保存加工食品で比率は47.5%、3位は調味料で44.6%、4位は化粧品で43.5%、5位はアルコール類で38.4%でした。

さらに、購入するものの中で優先順が高いもの3つを回答してもらったところ、購入意向がある方の中で、優先順位も高いと感じている人の比率が高いものは、購入意向でもトップの日用雑貨で、83.0%の人が優先順位も高いと回答しています。

次に優先順位が高い人の比率が高かったのがベビー用品で80.8%。購入意向自体は8%でしたが、実際に育児に携わっている方たちにとってベビー用品の優先順位は非常に高いことがうかがえました。

優先順位が高いものについて具体的な理由では以下の様な意見が寄せられました。

「化粧品は毎日使うものなので減るのが早いから買っておきたい。衣料品は家族が多いのでYシャツやスーツなど値の張るものを。消耗品は家中の電気をLEDに取り換えたい。」(40代女性、優先順位の高いもの:化粧品、消耗品(電池、文具、電球など)、衣類・雑貨(下着類、タオル、ハンカチなど))

「保存がきくものと雑貨類はよく使うもので消費するから。化粧品は1回あたりの金額が高額なので、消費税アップ前に買いたいから。」(30代女性、優先順が高いもの:保存加工食品(缶詰、レトルト、乾物など)、日用雑貨(洗剤、キッチン用品、トイレタリー類) 、化粧品)

また、買いだめする時期についてはほとんどが3月と回答しており、特に中旬に買いだめしようと考えている人が3人に1人の割合でいることがわかりました。

(3)買い貯めをしない理由

 買い貯めをしないと回答した方に、その理由を聞いたところ「余計なものまで買いそうだから」と答えた方が61.4%でトップとなりました。次点が、「ストックする場所がない」で42.4%、つづいて「無駄にしそう」が理由として挙げられました。

(4)日用品・生活必需品の買い貯めはしないが増税前に購入するもの

買い貯めはしないと回答した方に、増税前に購入するものはあるのかを聞いたところ、「特にない」と回答した方が49.7%にものぼりました。その一方で、「デジタル家電」と回答した方が16.7%、「白物家電」と回答した方が15.5%、趣味のアイテム(書籍やゴルフ用品、釣り用品等)と回答した方が10.2%おり、日用品などの買い貯めはしないものの、大きな買い物については消費税増税前に購入しておきたい(した)と考えている方が一定数いることも判明しました。

【調査実施概要】
対象:当社登録の会員
調査方法:当社リサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2014年2月18日~2月24日 (7日間)
有効回答者数:990名
属性
女性:20代 3%、30代27%、40代44%、50代18%、60代以上3%
男性:20代 1%、30代1%、40代1%、50代1%、60代以上1%

【ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要】 
ソフトブレーン・フィールド株式会社は、ソフトブレーン株式会社(市場名:東証1 部・4779、本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6 月17 日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ約50,000 名のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など110,000店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。
当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。

本社所在地 :東京都千代田区有楽町2-2-1 ラクチョウビル7階
設 立 :2004 年7 月
資本金 :151,499,329円
代表取締役社長 :木名瀬 博
URL : http://www.sbfield.co.jp/

【会員登録について】 
・パソコン用登録URL: https://www.sbfield.co.jp/pc/
・携帯用登録URL: https://www.sbfield.co.jp/m/
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【サービス概要】

サービス名Point of Buy®購買理由データ事業
サービス内容購買理由データは、実際に商品を購入したショッパーの購買行動を、その買い物時のレシートを通して収集した、全国規模のショッパー購買行動データベースです。
同一個人(シングルソース)から「買い物行動」に関わる複数種類のデータを収集しており、ショッパーの行動結果からリアルな実態に直接迫り、マーケティング戦略に不可欠なデータを、“より精度を高く”提供します。
調査対象16歳以上の男女個人
調査エリア全国
対象者数11万3,507人(2014年7月24日現在)
データ収集方法インターネット調査(レシート画像投稿アンケート方式)
対象カテゴリー化粧品、日用雑貨品、医薬品、食品、飲料、その他
調査項目購入者属性、購入理由、購入店頭状況、購入者購買行動データ
報告サイクル(回答)日次、(報告)週次・月次
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