アートネイチャー、スカルプケアの新ブランド「ラボモスカルプアロマ」

カンタンに言うと

アートネイチャー、スカルプケアの新ブランド「ラボモスカルプアロマ」

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 ヘアコンサルティング事業などを手がけるアートネイチャー(本社・東京都渋谷区、五十嵐祥剛会長兼社長)は8月30日、医薬部外品のスカルプケア商品としてシャンプー、コンディショナー、育毛剤の新ブランドを立ち上げ、自社通販サイトや仮想モール店舗などで発売した。従来から得意とするオーダー型(かつら関連)の商品だけでなく、今後は日常的に消費される商品にも目を向けていく考え。

 ブランド名は「LABOMO SCALP AROMA(ラボモスカルプアロマ)」(画像)で、使用感の異なる「BLUEシリーズ」と「REDOシリーズ」の2種類がある。同商品は、約2年間の研究で2000種類以上の素材から厳選した、砂漠の環境下で育つ高麗人参「カンカ」の天然由来の保湿成分をすべてのアイテムに配合。また、神奈川大学の特許技術「三相乳化技術」も採用しており、従来のシャンプー剤で水と油を分離しないために使われる乳化剤の使用を軽減。科学的な乳化ではなく、同技術による物理的な乳化方法のため髪や頭皮への負担を抑えた処方となっている。「当社でしか使われていない技術。昨今はスカルプ商品が市場で大きく広がっている。当社は40年以上毛髪研究に関わっているので、技術力で差別化していきたい」(同社)とする。

 「BLUEシリーズ」のシャンプー・コンディショナーは髪に対して主にハリやコシ、ボリュームなどを与えるほか、フケや痒み、毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ。育毛剤は持続する清涼感などを訴求している。「REDシリーズ」のシャンプー・コンディショナーは、頭皮や髪に潤い成分を与え、髪が根本からふんわりと立ち上がるボリュームアップシルエットが期待できる内容。育毛剤は美容液のようなとろみがあり、垂れにくくべたつかない仕様となっている。

 2シリーズとも各アイテムの価格は同じで、シャンプーが内容量400ミリリットルで税込価格3990円。コンディショナーが同250グラムで同3675円。ローション(育毛剤)が同100ミリリットルで同6300円。小売店などでのコンシューマー向け商品よりは若干高いものの、美容専門店の商品よりも価格を抑えた中間層に位置するという。通販サイトでは1回分で税込価格168円のシャンプー・コンディショナーのトライアルセットも販売し、購入検討客の後押しをしていく。

 元々同社の通販事業は、ウィッグや増毛パウダーといった商品を得意としてきた。スカルプケア商品については自社サロン(実店舗)で扱っていた「GPローション」シリーズも通販サイトで販売しているが、今回の商品についてはネット発の新ブランドとして一から立ち上げたもの。「当社はオーダー商品が主体だが、通販では目的性の高い商品が強い。シャンプーなど日常に売れる商品を強化することで顧客との接点を広げる狙いもある」(同社)とした。

 現在同社の通販事業売上高(ネット・テレビ)は数億円程度。新商品単独の販売目標額などは非公開だが、ウィッグや増毛パウダーに次ぐ規模まで引き上げることを目指している。まずはネットで一定の成果を挙げ、その後量販店などへの卸販売も行う予定。TVCMや他の通販媒体への出稿は今後検討していく。

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