ユニ・チャーム中島氏に聞く、我が社の採用基準

粧業日報 2016年10月27日号 1ページ

カンタンに言うと

ユニ・チャーム中島氏に聞く、我が社の採用基準
「共振人材」を最終目標に
能力の開花促す場と機会を提供

 創業わずか50年あまりで主力日用品メーカーの地位を不動なものとしたユニ・チャームの成長の源泉は、「共振の経営」である。

 組織内で生まれた日々の工夫や知恵が、現場の社員と経営層の間を行ったり来たりして「振り子」のような共振を生み、企業を伸長させることが目的だ。そしてその振動を生み出すことができる人材を「共振人材」と呼んでいる。

 この、同社が求める「共振人材」について、入社以来32年間、同社の成長とともに様々な実務を経験してきたグローバル人事総務本部 キャリア開発グループシニアマネージャーの中島康徳氏に話を伺った。

 ――貴社が重視する「共振人材」についてお聞きします。

 中島 「共振人材」は、当社が求めている理想的な人材像であり、その要件として、「共振人材の6要件」がある。

 しかし、それを入社前から備えている人材が簡単にはいるはずもなく、目指し続けるべき目標として掲げている。

 それならば、当社でどのように育成するのかと問われれば、実は育成することなどできないというのが答えだ。

 社員は皆、意志を持った人間なので、当社が思い通りの人材に育てようとしても、どう成長するかは結局のところその人の意志次第だ。当社ができることは、場や環境、機会を提供することだけだ。

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